缶詰をプレゼントして、
おとうさんを缶動させてみた♪【生ビール編】
※こちらに掲載されている情報は2016年6月の情報です。
最新の情報と異なり、現在は終売や内容が変更となっている場合もございますのでご了承願います。
父重富 寛しげとみ・ゆたか
1962年、重富酒店の3代目として広島市に生まれる。17時〜19時の2時間のみの営業のビールスタンド重富を店の一角で運営。「全国の店の生ビールが美味しくなれば、日本は元気になる」をモットーに 生ビールの伝道師として、美味しいビールの注ぎ方を飲食店向けに教える生ビール大学などの活動も行っている。
娘重富美空しげとみ・みく
1995年、広島市に生まれる。現在、日本映画大学にて映画製作を学ぶ。
全国の店の生ビールが美味しくなれば、
日本は元気になる!
生ビールの伝道師として、
美味しいビールの注ぎ方を飲食店向けに教える重富寛さんは、
広島市内の繁華街・流川地区にある重富酒店の三代目。
店の一角を改造してビールスタンド重富を運営している。
特注して製造した昭和の復刻ビールサーバーと
平成のビールサーバーを使って、
普通の樽生ビールを10種類もの味に注ぎ分ける腕を持つ。
営業時間は、17時〜19時の2時間のみ。
しかし、全国から重富さんの生ビールを求めて、
たくさんの人が集まり、30分、1時間待ちも珍しくない。
5月に開催された東京都内のビールイベントに娘の美空さんが、
手伝いにきた。
5月のある日、生ビールの伝道師・重富寛さんは、
生ビールを注ぐイベントのため東京にいた。
準備のため、早めに会場にそこに娘の美空さんが登場。
「今日は、おとうさんを手伝おうかなと思って」
「珍しいね。だって、広島に帰って来ても、とうさんの生ビール飲んだことないよね?」と、重富さん。
「飲んだことない(笑)そもそもわたしあんまりビールが好きじゃないけん(笑)」と、美空さん。
「じゃあ、今日は、初めてとうさんの生ビール飲んでみるか?」
「うん!」
重富さんが、イベントのために広島から持ち込んだビールサーバーは、昭和の復刻ビールサーバー。普通の飲食店にある平成のビールサーバーとの違いは、ビールの流量だ。
「ビールが通過するチューブの内径が、平成のサーバーが5㎜なのに対して、昭和のサーバーが9㎜と太いんだよ。だから、昭和のサーバーは、勢い良く生ビールが出るんだよ」と、解説する重富さんと聴き入る美空さん。
ちなみに二人とも、もちろん広島カープファン。
「昭和のサーバーは、乗りこなすのが難しい荒馬みたいなものなんだけど、生ビール本来の元気さを伝えるには、このサーバーで一気に注いで泡を切るのが一番!」
と、重富さんが、生ビールを注ぎ、泡を切る。
「続いて、二杯目!」
と、二人分の生ビールを注ぎ終わりました。
「じゃあ、乾杯するぞ!」と、重富さん。
「なんだか、照れくさいな」と、言いながらも、乾杯する美空さん!
そして、そのままゴクゴクゴク。
「一杯目は、背筋を伸ばして、左手を腰にあてて!」
「わあ、おとうさんの生ビール、おいしいわ!」
「あたり前じゃないか!」
最高の笑顔の二人でした!
「そうそう。今日は、おとうさんにプレゼントがあるんだけど」
「なに?プレゼント?」
「ちょっと待ってね」と、丸いステッカーに何やら書きはじめた美空さん。
そして、ステッカーをそっと缶詰にしのばせて。
缶詰は、明治屋おいしい缶詰の広島県産の炙り牡蠣。
「はい。おとうさん、父の日のプレゼント!」
「おーっ!広島の牡蠣じゃないか?」
「いいから、空けて、中のメッセージを見て!」
「何かあるのか?」と、重富さんが、箱から缶を取り出すと。
こんなメッセージが!
父、缶動の重富さんでした。
そんな親娘の背中の2ショット。
父の背中には、「NO BEER NO LIFE!」とありました。